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 ノーベル賞の授賞式が10日(日本時間11日未明)、スウェーデンの首都ストックホルムで開かれ、吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)が化学賞を受賞した。リチウムイオン電池の負極に炭素材料を使う方式を開発し、幅広く普及させるための基本技術を確立したことが評価された。

 吉野さんはえんび服姿で式に臨み、会場のコンサートホールでカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を受け取った。式には約1600人が参加し、妻の久美子さん(71)や旭化成の小堀秀毅社長、一緒に研究した後輩社員らも見守った。日本の受賞者は、昨年医学生理学賞を受けた本庶佑(ほんじょたすく)・京都大特別教授に続き27人目。

 一方、平和賞の授賞式はノルウェーの首都オスロで開かれ、20年にわたる隣国との国境を巡る対立に終止符を打ったエチオピアのアビー・アハメド・アリ首相(43)にメダルと証書が贈られた。アビー氏は「平和のために多大な犠牲を払った人たちの代わりに賞を受け取る」と語った。