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 アフガニスタンで人道支援活動に取り組んでいた中村哲医師(73)が4日、現地で銃撃されて亡くなった。一夜経った5日、中村医師が現地代表を務めていたNGOの一員として活動中に拉致、殺害された伊藤和也さん(当時31)=掛川市出身=の遺族が取材に応じた。

 伊藤さんは2003年12月、両親に「この先生のところに行く」と中村医師の著書を手渡し、アフガニスタンに渡航した。現地で農業指導や干ばつ対策の用水路建設に従事していた08年、武装グループに襲われて亡くなった。当時、中村医師は遺体に付き添って帰国。「自分の子どもが亡くなったような気持ち」と話したという。

 伊藤さんの両親は、04年ごろに県内であった講演会で初めて中村医師に会った。父親の正之さん(72)は「『私たちは誰も行かないところに行く』という中村先生の言葉が印象に残っている」。母親の順子さん(67)は「本当にアフガンが好きで、アフガンのために生きてきた人」と振り返った。

 中村医師は、アフガニスタンで医療や農業支援を行うNGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表として伊藤さんの死後も用水路建設や灌漑(かんがい)事業に取り組んできた。今回、銃撃されたのは、車で灌漑事業を進める現場に向かう途中だったという。

 中村医師が亡くなったことを報道で知ったという正之さんは「言葉にならないほどショックで悲しい。昨日はよく眠れなかった」。順子さんは「和也が2度殺されたような気持ち。和也に先生のことを伝える言葉が見つからない」と心境を語った。

 17年に講演会で県内を訪れた…

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