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 NHKの番組「クローズアップ現代+」が昨春にかんぽ生命の不正販売を報じ、日本郵政グループの抗議後に続編の放送を見送った問題で、NHKがその後も同番組でかんぽについて取り上げる検討をしていたことがわかった。結果的には取り上げられず、不正が拡大して社会問題化した後の今年7月まで続編は放送されなかった。

 クロ現は昨年4月にかんぽ問題をいち早く報じ、同8月10日に続編を放送しようとした。しかし、その前に流したネット動画の表現などを巡り郵政側から抗議を受けた後、動画を削除。続編の放送も見送った。

 複数の関係者によると、その後の放送回でかんぽ問題を再び取り上げることが検討されたという。具体的には、金融商品の販売トラブルなどを幅広く扱う企画の一部で、昨年4月に報じたかんぽ問題の内容などを振り返る形だったという。

 だが、実際に昨年10月30日に放送された「あなたの資産をどう守る? 超低金利時代の処方箋(せん)」では、他の金融機関での不適切販売の事例や対応策などを取り上げたものの、かんぽ問題には触れなかった。

 日本郵政は取材に対し、昨年10月中旬に番組側から、同4月の放送内容などの一部を「取り上げる可能性がある」との連絡があったことを明らかにした。

 郵政側は昨年7月の動画を巡る抗議後、同10月5日付で番組幹部の発言に問題があるとの申し入れをNHK経営委に送り、経営委がNHK会長を厳重注意する事態となった。日本郵政はこの申し入れは、昨年10月の放送を牽制(けんせい)するような意図はなかったとしている。

 NHK広報部は取材に「放送直前にかんぽ問題を取り上げないことにした事実はない」と回答した。そのうえで、昨年10月の番組内で紹介した金融機関向けアンケートではかんぽにも9月下旬に協力を求め、10月上旬に断られたとしている。(藤田知也、真野啓太)

■NHK「かんぽ報道」をめぐる…

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