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 10月の台風19号では「地下神殿」と呼ばれる首都圏外郭放水路(春日部市)や、その3倍近い働きをした三郷排水機場(三郷市)など埼玉県東部の治水施設が被害を軽減した一方で、春日部市や越谷市では内水氾濫(はんらん)によって県西部に匹敵する数の住宅が浸水した。上陸から2カ月。専門家は地域の治水のメカニズムを知り、自ら備えることの重要性を指摘する。

 東京外環道に近い江戸川の右岸に三郷排水機場はある。江戸川と中川をつなぐ三郷放水路は東京外環道の下を横切り、東西に約1・5キロ。中川の水位が上がった場合、水門を開けて放水路に通し、機場のポンプを使って流域外の江戸川に排水する仕組みだ。

 国土交通省江戸川河川事務所によると、台風19号の際、中川では三郷排水機場の働きで水位を約15センチ低減し、上流の吉川市で観測した氾濫危険水位を超えた時間を4時間にとどめることができた。これがなければ21時間にわたって氾濫危険水位を超えていたといい、同事務所は「流域で住宅約1500戸が浸水し、約110億円の被害が出ていた」。三郷市の浸水被害は床下の1軒のみだった。

 11月中旬の親子見学会で、説…

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