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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人で争うGPファイナルが5日(日本時間6日)、イタリアのトリノで開幕する。女子でファイナル2連覇がかかる紀平梨花(17=関大ク)の前に立ちはだかるのが、今季のGPシリーズ全6試合を制したシニアに上がってきたばかりのロシア3選手だ。

 3選手のうち、優勝候補の最有力はアレクサンドラ・トルソワ(15)。フリーに4回転ジャンプ5本を組み込む可能性があり、歴代世界最高得点を誇る。NHK杯を制したアリョーナ・コストルナヤ(16)は滑らかなスケーティングが魅力で、アンナ・シェルバコワ(15)は男子でも跳ぶのが難しい4回転ルッツを2本も跳ぶ。今季の自己ベストはトルソワがトップで、コストルナヤが2番目、紀平は3番目だ。

 紀平はスケートカナダでトルソワに10・69点差、NHK杯でコストルナヤに8・16点差をつけられて、ともに2位だった。差を埋めるため、ショートプログラム(SP)でフリップ―トーループの3回転連続ジャンプを得点が1・1倍になる3本目に跳んだり、フリーで試合では初の4回転サルコーに挑んだりと、演技構成を上げる予定もある。

 5日の公式練習では、4回転サルコーも2回着氷した。「4回転サルコーは今のところ、(構成に)入れられそう。これ以上できないくらいの完璧な演技をSP、フリーともにそろえて、表彰台をめざして頑張りたい」と意気込む。女子SPは6日(日本時間7日)にある。(トリノ=大西史恭