[PR]

 公開中の映画「アナと雪の女王2」をめぐり、配給のウォルト・ディズニー・ジャパンが契約会社を通じて、ツイッターのアカウントを持つ複数の漫画家に感想をこめた漫画を投稿してもらうよう依頼しながら、広告であることが明示されていないことを問題視する声が上がった。これを受けてディズニー・ジャパンは5日、再発防止を表明するおわびをホームページで掲載した。

 問題となったのは、7人のツイッターのアカウントから3日午後に投稿された漫画の画像。いずれの漫画も「アナ雪2」に登場するキャラクターなどを描き、好意的な感想をつづっていた。

 投稿時間がほぼ同じだったことなどから、広告であることを隠してPRする「ステルスマーケティング(ステマ)」を疑う声がSNSなどで上がった。一部の投稿者らは4日午前にPRであったことを明かし、謝罪する文言を投稿した。

 ディズニー・ジャパン側は「感想漫画企画」として7人の漫画家に作画を依頼。対価を支払う契約を結んでいた。ディズニー・ジャパンは、広告であることを明示してもらう予定だったとしつつ、「コミュニケーションに行き届かない部分があり、当初の投稿において明記が抜け落ちる結果となった」と釈明した。

 こうした宣伝手法をめぐっては、京都市がイベントや施策をPRするため吉本興業と業務委託契約を結び、吉本所属の漫才コンビらがツイッターで発信、報酬を得ていたことが判明。しかし同市が広告主であることは明示されておらず、「ステマではないか」と問題視する声が上がった。一方で同市や吉本とも「ステマではない」との立場だった。(小峰健二)