拡大する写真・図版「セルフポートレイト(女優)/駒場のマリリン(習作)」1995~2008年=モリムラ@ミュージアム提供

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 モナ・リザ、マリリン・モンロー、マリー・アントワネット、三島由紀夫、マイケル・ジャクソン。名画や女優、有名人などに扮したセルフポートレートで知られる森村泰昌の仕事を「M」しばりで振り返る展覧会が、大阪市住之江区のモリムラ@ミュージアム(M@M)で開かれている。「自撮り」の時代の今、他人の自画像に向き合い続けてきた美術家による、究極の「自分探し」論でもある。

 もともとイニシャルにこだわりがあったわけではなく、企画展の構想を練っていて「Mが多いな」と気付いたという森村。特殊なメイクでなりきる一見リアルな人物像には、自身も「M」である生身の森村が透けてみえることで二重、三重の意味が加わる。

 例えば、シュールレアリスムの画家が自画像の前で同じポーズを取った写真をテーマにした「自画像の美術史(マグリット/三重人格)」。画中画の構造を使った元ネタにさらにもう1段階加えて、3人の自画像を合わせ鏡のような入れ子状に配置する。

拡大する写真・図版「自画像の美術史(マグリット/三重人格)」2016年=モリムラ@ミュージアム提供

 成鳥を「透視」させる卵は最新のレイヤーでは孵化して殻だけとなり、描かれたカンバスから飛び出してはばたく。

 かつて三島由紀夫が東大全共闘…

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