拡大する写真・図版 データサイエンティスト・数学者のキャシー・オニールさん=東京都千代田区、飯塚悟撮影

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経世彩民 浜田陽太郎の目

 先日、インタビューした米国の数学者でデータサイエンティストのキャシー・オニールさんは以前、米ブルームバーグから配信されたコラムで「トランプ大統領は人工知能である(Donald Trump Is the Singularity)」という趣旨の文章を書いたことがある。

 トランプ氏の演説は、ランダムに新しい話題をふり、成功したかどうかは聴衆からの反応の強さにより決める。ゴールは、聴衆を楽しませること。これは、AI(人工知能)が、環境から機械学習していくやり方と同じである……。そんな内容だ。

 筆者本人は「半分おふざけ」と言っていたが、私の頭の中には妄想が膨らんだ。権力を維持するため、膨大なデータをAIが解析してベストの選択肢を示す。そんなことがすでに行われているのではなかろうか、と。

巧みすぎる? 政権操縦術

 AIの活用が期待される分野の一つに自動運転がある。車が、歩行者や障害物など周囲の状況に瞬時に反応し、方向や速度をコントロールする。

 似たようなことが政治の世界で起きつつあるような気がしている。

 「政権操縦術」という言葉がある。たとえば、安倍晋三首相の支持率(朝日新聞社調べ)を見ると、第2次政権以降の平均で45%と、第1次政権の38%を上回り、高水準で安定しているという。こうした状況を評して「政権操縦術が巧みになった」といわれる。

 「3本の矢」「1億総活躍社会…

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