スマホ時代に売り上げ増 お堅い県民手帳の「裏技」

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伊藤秀樹
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 宮崎県民手帳がロングセラーを続けている。スマホ全盛の時代に、2019年版は販売冊数を前年より13%伸ばした。県の歴史や統計データが豊富な一方、お堅いイメージもある県民手帳。若者に手に取ってもらうための「裏技」が、販売増につながったようだ。

 県庁見学ツアーのボランティアガイドを務める矢野義典さん(75)=宮崎市=は、建設会社を退職してUターンした15年前から愛用している。統計データや文化財、偉人などの情報が載る資料編が欠かせないといい、細かな字でびっしり書き込みがある。おかげで県の人口や面積とその全国順位、県内の遺跡など豊富な知識が頭に入っている。

 会社員時代は福岡県熊本県などに赴任し、ご当地の県民手帳を使ってきた。「県民が知っておくべき情報が載っている」

 宮崎の県民手帳は県統計調査課が編集し、県と出版権契約を結んだ業者が印刷・発行する。いつ、どんな経緯で誕生したか、統計調査課は分からないという。

 県庁に現存する最古の県民手…

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