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 中央競馬の第12回カペラステークス(GⅢ)は8日、千葉・中山競馬場で行われ、藤田菜七子騎手(22)が騎乗したコパノキッキングが優勝した。日本女性騎手が中央競馬会(JRA)の重賞レースで1着になったのは史上初めて。藤田騎手はデビュー4年目、重賞レースに挑戦したのは23度目だった。

 藤田騎手は、「勝ててよかった。素晴らしい馬に乗せていただき、私自身少しずつ成長することができ、感謝している」と話した。

「活躍できないのでは…」恩師が心配

 日本中央競馬会(JRA)所属の藤田菜七子騎手(22)が8日、デビュー4年目で初めてJRAの重賞競走を勝った。女性騎手が中央競馬の平地での重賞に勝ったのは初。競馬学校(千葉県白井市)時代の恩師はデビュー前、「活躍できないのではないか」と心配していた。それはなぜか。

 藤田騎手は、8日に中山競馬場であったGⅢのカペラステークス(ダート1200メートル)で2番人気のコパノキッキングに騎乗。道中は先頭に近い好位置につけ、第4コーナーを回ったところでうまく抜け出すという完勝だった。

 阪神競馬場(兵庫県宝塚市)の渡辺雅也さん(50)は今春まで競馬学校で8年間教え、藤田騎手は教え子の一人だ。

 渡辺さんは「菜七子は、見た目はふつうのきゃしゃな女の子だったという印象。でも負けず嫌いで、教えたことの吸収の早さは他の人にはなかった」と振り返る。「犬なら小さいから言うことを強引に聞かせられても、馬はそうはいかない。愛情を持って接しなさい」と藤田騎手にも繰り返し言ってきたという。

 渡辺さんは、乗り手の男女でそれほど差はないと考えている。「多少、筋力は必要だけれど、がんばるのは馬で、それを引き出すのが人だから」

 ただ、活躍はできないのではと心配していた。「これまで、女性騎手はなかなかチャンスが与えられない面もあった。菜七子もそうかもしれないと思っていた」からだ。

 だから、卒業式では、「いくら勝ち星を重ねても、てんぐになってはいけない」と伝えた。渡辺さん自身、JRAで長く働くなかで、騎手には周囲の人の支えがないと馬に乗る機会はまわってこないと感じていたから。この言葉が通じたのか、「オーナーさんや厩舎(きゅうしゃ)関係者にかわいがってもらえている」。藤田騎手は予想を上回る大活躍を見せている。

 藤田騎手の後を追う女性の乗り…

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