宮内庁によると、皇后雅子さまが昨年の誕生日以降、1年間に臨んだ都内の主な訪問は67件。こどもの日や敬老の日にちなんで、港区の保育園や目黒区の高齢者センターなどを訪れた。前年は41件だった。

 地方訪問も前年より3件増えて7件だった。全国植樹祭(愛知県)、全国豊かな海づくり大会(秋田県)、国民文化祭(新潟県)、国民体育大会(茨城県)などに臨んだ。

 前年は0件だった宮中祭祀は7件。天皇陛下の即位に伴う一連の儀式や行事は、すべて出席した。

 皇后さまは長期にわたって適応障害の療養が続いているが、治療にあたっている医師団によると、皇后さまは、こうした活動を積み重ねることが自信になり、活動の幅の広がりにつながっているように見えるという。今年11月の即位パレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」や地方訪問の際にかけられる温かな声援などからも元気づけられているようだという。

 一方、雅子さまの病状は、依然と変わらず「ご快復の途上」とした。多くの行事や儀式に取り組んではいるが、「様々な工夫を重ねながらご体調を整えられるなど、皇后陛下のご努力によるところが大きい」という。天皇陛下の即位に伴う儀式や行事などにも、強い責任感で臨んでいたといい、「これをもって、過剰な期待を持たれることは、今後のご快復にとって、かえって逆効果となり得る」とした。