[PR]

 発達障害のある子どもとどう関われば――。そんな保護者らの不安を解消しようと、長崎市平野町の長崎原爆資料館で7日、「発達障害の子どもの理解とかかわり」と題した講演があった。約170人が集まり、実例を踏まえながら、障害の特性などを学んだ。

 長崎市主催。思春期に陥りやすいうつなど、心の問題に関する正しい知識を身につけてもらおうと、市が2013年から開いている「こころの健康づくり講演会」の一環。

 この日講演した長崎大の吉田ゆり教授(発達臨床心理学)は自身の経験も交え、発達障害が「家庭環境やしつけで起こるものではない」と説明。保護者が責任を感じる必要はないことを強調した。

 一方で、障害の知識がないまま厳しい指導などをして、引きこもりなどを招くケースが多いと指摘。こうしたことを踏まえて、「叱られたり褒められたりした理由がその子に伝わる指導方法を、親や教員も探さないといけない」と話した。(米田悠一郎)