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 トランプ米大統領による「ウクライナ疑惑」をめぐり、ホワイトハウスは6日、弾劾(だんがい)調査を進める下院司法委員会に対して「滑稽な茶番は時間の無駄」という書簡を送り、今後も公聴会などに政権関係者を出席させない考えを伝えた。同委員会は弾劾訴追状の作成に向けて公聴会を9日に開く予定で、代理人を出席させるかどうか、トランプ氏に回答を求めていた。

 ホワイトハウスの書簡は「弾劾調査はまったく根拠が無く、適正手続きや公正さの基本原則を犯している」と主張。「即刻、この弾劾調査を終わらせ、公聴会で時間を無駄にするべきではない」と述べ、調査に協力しない考えを示した。そのうえで、「弾劾したいなら、今すぐやれ。そうすれば、上院で公正な弾劾裁判を開くことができる」というトランプ氏の言葉を引用し、挑発した。

 民主党のペロシ下院議長は、弾劾訴追の条文起草を司法委に指示しており、年内にも弾劾訴追の採決を行う方針だ。可決されれば、上院で弾劾裁判が始まる。(ワシントン=土佐茂生)