宮内庁は9日、皇位継承に伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の祭場・大嘗宮(だいじょうきゅう)で使われた木材の一部を、バイオマス発電の燃料などとして再利用する、と発表した。平成の時は廃材の多くが焼却施設で燃やされたが、リサイクル技術が進んだことなどから、有効活用することにしたという。大嘗宮の敷地の砂利や建物を囲った芝垣(しばがき)などは、皇居内などの庭園資材として再利用する予定。

 大嘗祭にかかった費用は総額で約24億4千万円にのぼる見通しで、同庁は廃材の再利用を検討していた。

 大嘗宮の解体は年内に始まり、2カ月間を予定している。これに先立ち、大嘗宮の一般公開は8日に終了した。同庁によると、公開期間中(18日間)に約78万2千人が訪れ、平成の約44万人を大きく上回った。天皇、皇后両陛下の長女愛子さまや、秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまもお忍びで見学した。