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 トランプ米大統領は8日、北朝鮮が「衛星発射場で重大な実験が行われた」と発表したのを受け、「(朝鮮労働党委員長の)金正恩(キムジョンウン)氏が敵対的な行動に出ればすべてを失うが、彼は賢いのでそんなことはしない」とツイートした。正恩氏への信頼を示すと同時に、北朝鮮が敵対的な行動に出た場合、米国として軍事的な選択肢も含めた対応を取る警告をにじませたとみられる。

 また「北朝鮮は約束通り非核化しなければいけない。NATO、中国、ロシア、日本、そして世界中がこの問題では団結している!」と強調した。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の国防科学院の報道官は8日、「重大実験」は北西部の平安北道(ピョンアンブクト)東倉里(トンチャンリ)の西海衛星発射場で成功裏に行われたと発表。「遠からず我が国の戦略的地位をもう一度変化させる上で重要な作用をするだろう」と言及した。北朝鮮が非核化をめぐる米朝交渉の期限を年内だと主張する中、米国まで届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)用のエンジン試験の再開ではないかとの見方が出ている。

 7日には、北朝鮮の金星(キムソン)国連大使は「我々が米国と長々と対話する必要は現在はない。非核化はもはや交渉のテーブルから消え去った」とする声明を発表していた。(ソウル=武田肇、ニューヨーク=藤原学思、ワシントン=園田耕司)