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 首都圏屈指の観光地・鎌倉。古い街は狭い路地や階段だらけ、観光客の雑踏もひどく、障害のある人たちや、その支援に携わる人たちの間では「バリアフリーの観点からは全国でワースト3に入る」とも言われてきた。その現状を変えようと、鎌倉市観光協会が挑戦を始めた。といってもハード面の改修ではなく、情報集積と、相手の思いに寄り添って案内できる人材の育成で難題に取り組む。

 鎌倉駅西口にある協会の会議室で昨年11月、車いすを使っている人、視覚障害がある人、臓器など体の内部に障害がある人といった障害当事者らを講師に招いた「接遇講習」があった。観光協会が主催し、観光案内所スタッフのほか、市職員ら50人ほどが受講した。

 講師の一人、小澤綾子さん(37)は電動車いすを利用。日本IBMの人事部で働き、シンガー・ソングライターとしても活動中の快活な女性だが、20歳で難病の筋ジストロフィーと診断された。「10年後には車いす」と告げられ、「人生、車いすになったら終わり」と思い詰めた。

 「当時は車いすの若い人をあま…

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