拡大する写真・図版 トレーニングアプリが対応する山手線のE235系=2018年5月、林紗記撮影

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 山手線に乗れば、車内でできる筋力トレーニングの方法を指南する専用アプリを、JR東日本が開発した。電車ごとの混雑状況などに応じ、つり革や手すりを利用する様々な運動メニューを提案してくれる。アップルの「アップストア」で試験公開しており、26日まで無料でダウンロードできる。

 開発されたアプリの名前は「‘TRAIN’ing」。「トレイン」(列車)と「トレーニング」を組み合わせて名付けた。山手線を走る車両のうち9割以上を占める最新型の「E235系」が対応している。

 どうやって使うのか。

 電車に乗る前に、乗る駅と降りる駅、トレーニングの種類を入力する。乗った後は、座席、つり革、手すりのうちどれを利用しているかを選ぶ。するとアプリ側で、車内に発信されている混雑状況や走っている位置などのデータをもとにして、一駅ごとに最適なトレーニングメニューを作ってくれる。メニューは音声ガイダンスで伝えられるため、トレーニング中にスマホの画面を見る必要はない。

 トレーニングメニューは、グループ会社が運営するスポーツクラブ「JEXER」のインストラクターらが監修している。「つり革を両手で握って両肩を上下させる」「かばんを両手で握り、ゆっくりと持ち上げる」といった計87種類が用意されている。深呼吸など精神面を整えるものもある。

 JR東日本の担当者は「移動時間をより有意義なものに変え、健康増進に役立ててもらいたい。試験導入の結果をみながら、山手線以外の路線に広げることも検討する方針」と話している。(細沢礼輝)