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 ぼくの名前は「一止(いちと)」。2010年に北海道当別町の農家で生まれた。その数カ月後に江別市の看護師安田真佐子さん(56)の家にやってきた雑種の中型犬なんだ。

 名前は真佐子さんがつけてくれた。夏川草介の小説「神様のカルテ」の主人公栗原一止からとったんだ。小説の中の一止は「24時間・365日対応」の病院で働く内科医。ぼくも真佐子さんの病状が心配でいつも一緒に走っているんだ。

 真佐子さんは市民ランナー。でも、原発性胆汁性胆管炎と自己免疫性肝炎という肝臓の二つの難病を併発しているんだ。どちらの病気も原因はよく分かっていない。原発性胆汁性胆管炎は肝臓の中のとても細い胆管が壊れる。自己免疫性肝炎は放置すると、肝不全や肝細胞がんを発症する場合もあるというんだ。

 真佐子さんはまだ発病前だった…

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