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 大阪(伊丹)空港の日本航空の保安検査場で、検査員が搭乗客の手荷物から小型ナイフを見つけたにもかかわらず、誤って返却していたことが9日、同社への取材でわかった。伊丹空港では日本航空や全日空の検査場で刃物を見落とすミスが相次いでいる。

 日本航空によると、6日午前7時ごろ、保安検査場のX線検査で、午前7時15分発福岡便の搭乗客の手荷物から小型ナイフ1本が見つかった。伊丹に戻った際に返却する手続きを取ったが、検査員が手荷物と一緒にナイフも返却。直後にミスに気づき、乗客を追いかけて回収したという。再検査は行わず、福岡便は2分遅れで出発した。保安検査は日本航空から業務委託を受けた警備会社が担当している。

 伊丹空港の保安検査場では9月以降、刃物を保安区域内に通すミスが相次いで発覚。日本航空も11月、刃物が入った搭乗客の手荷物を通していた。同社は「警備会社と連携し、原因究明と対策を早急に講じたい」とコメントしている。