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 高校生が育てた和牛の肉質や日頃の取り組みを競う「和牛甲子園」(JA全農主催)。来年1月の3回大会では鹿児島県の5校をはじめ九州勢の活躍が期待されている。廃業などで肉用牛の飼養戸数が減るなか、「高校牛児」が交流し、将来を語る場にもなっている。

 「力を入れてブラッシングをするんだぞ」

 12月初旬、鹿児島県立市来農芸高校畜産部の顧問、西野健一朗教諭(50)が、「牛一筋」のロゴが入ったユニホーム姿の部員に声をかけた。雨風の当たらない牛舎の肥育牛25頭が体がかゆくなってストレスをためないよう、1頭に20分ほどかけて、専用のブラシで丹念に何度もさすった。

 この日は、和牛甲子園に枝肉として出す肥育牛「せな」と「めい」の写真を撮影。800キロ超の体をゆっくりと移動する間、大きなふんが出ると、のぞき込み、スコップですくった。体調管理のため、ふんの確認は大切だ。

 部員は毎朝、牛舎のふんを取り除き、餌を与えてから授業に向かう。授業が終わるとブラッシングや散歩と忙しい。特に寝床を整える作業は怠れない。牛自身の重みでできたくぼみから体を起こせなくなり、体内にガスがたまり、死亡する恐れがあるからだ。

 元日以外はすべて部員がこなす…

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