拡大する写真・図版記者が屋台で買ったチェンドル(右)と、モールのタピオカ専門店で買った「ボバ」。見た目や食感が似ている=2019年12月10日、ジャカルタ、野上英文撮影

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 常夏のインドネシアで駐在が続くと、次第に季節感がなくなり、日本の流行にも疎くなる。今年の流行語の一つに「タピる」(タピオカドリンクを飲む)が選ばれたそうだ。年がら年中、冷たい飲み物を欲する場所にいて、タピオカには目を向けてこなかった。ただ、このまま、タピらずに年を越すのは、何だか寂しい。取材にかこつけて、私も首都のジャカルタでタピってみることにした。

 KOI Cafe、Chatime、Tiger Sugar……。ジャカルタ中心部のショッピングモールに一歩踏み入れると、タピオカ専門店をいくつも見かける。どこも盛況だ。ここではタピオカドリンクは、「ボバ」や「バブルドリンク」と呼ばれている。

 「お気に入りは、ミルクティーに金色のボバ入り。それで砂糖は少なめね」

 仕事の休憩時間に来店した会社員のエノさん(36)は大のボバ好き。専門店が増えた数年前から、「仕事の骨休めにちょうどいい」と飲み始め、1日1度は必ず足を運ぶ常連になった。

拡大する写真・図版仕事の休憩時間に「ボバ」(タピオカドリンク)を買った会社員のエノさん。1日に1回は飲むというファンだ=2019年12月10日、ジャカルタ、野上英文撮影

ローカル飲料に似た存在が

 東南アジアで配車・配達アプリサービスを展開する「グラブ」によれば、域内でブームは急速に広がっている。顧客のタピオカドリンク注文数を調査をしたところ、東南アジアで1人あたりの月平均は4杯という。インドネシアでは、2018年の1年間で、域内最大の8500%増と急成長したという。

 伸びを支えるのが、グラブなど…

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