拡大する写真・図版 国立競技場のトラックを走る子どもたち=2019年12月21日午前10時54分、東京都新宿区、池田良撮影

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 国立競技場の完成後、初めてのイベントが21日、開かれた。設計に携わってきた建築家の隈研吾さん(65)は「訪れる人たちをウェルカム(歓迎)するデザインになった。新しい杜(もり)ができたなという感じで使ってもらえれば」と話す。

 高さ約47メートル、地上5階建ての競技場の外側を様々な植栽が取り囲む。周囲は緑豊かな明治神宮の外苑だ。1926(大正15)年、全国からの寄付で生まれた。「東京の特別な杜と(国立競技場を)どう調和させるかを、一番大切にした」

 だから、素材にこだわった。

 スタジアムの外周には10・5センチ幅の国産木材を三つ割りにして縦格子に用いた。10・5センチは、一般的な木造住宅の柱のサイズだ。「接着した大規模集成材を使うのでも、大木を切り倒すのでもない。間伐材など小さな木を組み合わせ、巨大な建築にも使う。そんな日本の知恵をいかせたらいいと考えた」という。

 約6万の観客席を楕円(だえん)状に覆う屋根にも、木を使った。座席も様々な色がモザイク状に交ざる。「降り注ぐ光は木漏れ日のよう。『森の中にいるみたい』と言ってくれる方もいた」

 幼い頃の光の記憶が、いまの仕…

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