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 北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は11日午後(日本時間12日午前)、緊急の公開会合を開く。複数の安保理関係者が明らかにした。北朝鮮による5月以降の一連のミサイル発射について、米国が初めて安保理に会合を要請した。

 北朝鮮は米朝協議の期限を年内としているが、進展がないことにいら立っている。今月中に「重大な問題を討議、決定する」としており、安保理会合に反発することが予想される。

 北朝鮮は5月以降、13回にわたりミサイルを発射。その多くについて、米国や日韓は安保理決議違反にあたる弾道ミサイルと断定している。米国は長年にわたり安保理で北朝鮮問題を主導してきたが、北朝鮮に融和的な姿勢のトランプ政権のもと、北朝鮮の反発を招きかねない安保理での非公式協議や会合の要請はこれまで見送っていた。

 米国は今月、安保理の議長国。理事国15カ国の大使は5日、トランプ大統領と会合を開いた。米国務省の広報担当者によると、「朝鮮半島における最近の出来事や大統領の5日の会合に照らし、安保理で今週、北朝鮮問題の議論を提案するよう、国務省が国連代表部に指示していた」と説明。安保理会合の議題について「最近のミサイル発射や、北朝鮮の挑発行為のエスカレートの可能性」が含まれるという。(ニューヨーク=藤原学思、ワシントン=園田耕司)