金宇中さん(キム・ウジュン=韓国の財閥、旧大宇グループの創業者、元会長)が9日、病気で死去した。82歳だった。

 31歳で衣料品を輸出する「大宇実業」を起業、建設、造船、自動車、金融などに事業を拡大し、韓国屈指の財閥に育て上げた。「世界経営」を掲げ、途上国や共産圏に積極的に投資したが、通貨危機を乗り越えられず、99年に破綻(はたん)、解体された。粉飾決算などの容疑で国際手配され、5年8カ月の海外逃亡生活を経て05年に帰国、実刑判決を受けた。晩年はベトナムを拠点に、若者の人材育成に取り組んでいた。(ソウル=武田肇)