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「老後レス」時代、考えるヒント
老後を幸せに過ごしたい。どの世代にとっても切実な願いだが、死ぬまで働く「老後レス時代」が現実味を帯びる。それは日本だけの現象でもない。どう向き合えばよいのか。
40年前、私が最初に赴任した時の徳島県上勝(かみかつ)町は、高齢化で活気を失った、普通の過疎の町でした。それがいま、日本料理に添える「つまもの」と呼ばれる葉っぱの売り上げが年間2億6千万円、全国シェアの7割を占めます。
全国からの注文をその日のうちにさばき、都市部の市場に空輸で商品を届ける。このビジネスを支える農協の「彩(いろどり)部会」は158世帯、平均年齢70歳。主力は女性です。
高齢者が働いて稼ぐ。その舞台…
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