「恐怖、暮らせない」香港から台湾へ 移住審査は厳格に

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台北=西本秀
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 反政府デモが続く香港から台湾へ移住する人が増えている。居留が許可された件数は、昨年に比べて約3割増の勢いだ。故郷を離れた香港の人々は、暮らしの安定を模索しながら、香港情勢を見守っている。

 台北市郊外の松山空港近くの住宅街。ここで11月25日、移住してきたばかりの香港人の女性が小さな衣料品店を開店した。

 一方通行の路地に面した雑居ビルの1階にある店舗は、間口4メートルほど。ガラス張りの店先に、女性向けの冬のコートやスカートを着せたマネキンと小さなクリスマスツリーが飾られていた。店主の李海晴さん(21)が母親(47)と一緒に台湾へ来たのは今年8月末。

 決断のきっかけは、香港でデモが本格化し始めた6月12日、警察側がゴム弾などを発射し、多くの市民が負傷したことだった。「自分もデモに参加していたので恐怖を感じた。もう暮らせないと思った」という。

 香港で専門学校に通っていた…

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