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 米東部ニュージャージー州ジャージーシティーで10日に起きた銃撃事件は、ユダヤ教徒を狙った憎悪(ヘイト)犯罪だった可能性が出てきた。容疑者らが使った車の中からはパイプ爆弾も見つかっており、警察が動機を詳しく調べている。

 警察の会見や報道によると、現場近くの墓地で10日昼ごろ、警官が別の殺人事件にからみ捜査の対象になっていた車両を発見して近づいたところ、容疑者らに射殺された。男女2人の容疑者はその後、車で移動してユダヤ教徒向け食料品店に立てこもり、警官らと激しい銃撃戦を繰り広げた。容疑者らは射殺されたが、店の経営者の女性ら市民3人が殺害されていた。

 当初は容疑者がこの食料品店に逃げ込んだと見られていたが、監視カメラの映像などから、容疑者らがはじめからこの店を標的にしていたことが確認された。車を降りた後、この店にまっすぐ向かって発砲を始めたという。また、容疑者らはユダヤ人を敵視するヘイトグループとつながりがあったといい、犯行声明も残されていた。

 事件があった地域には近年、超正統派のユダヤ教徒が多く移り住んでいた。(ニューヨーク=鵜飼啓)