【動画】おせち料理に重宝されるチョロギ=長沢幹城撮影
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 スーパーのおせち売り場で初めて見たとき、ぎょっとした。芋虫? 巻き貝? それはチョロギの漬物だった。「長老喜」や「千代老木」と書き、縁起の良い伝統野菜という。大分県竹田市では江戸時代から栽培されていると聞き、12月上旬に訪ねてみた。

 北に久住、南に阿蘇を望む畑。大塚正市さん(71)が、株の根本にフォーク型のくわを差し、ぐっと根を起こすと、小指より小さなチョロギが100粒以上ぶら下がってきた。隣に座った妻すえ子さん(63)が一つずつ手でちぎる。土に残った粒も、潮干狩り用の熊手で探して拾う。「畑の貝掘り」といわれるゆえんだ。「チョロ掘りは根気が一番やわなあ」とすえ子さんが言うと、「チョロは粒が小さいけんな。ジャガイモみたいに大きければええけど」と正市さんが笑った。

 愛情たっぷりに「チョロ」と呼ばれるチョロギは、中国原産のシソ科の多年草だ。『農業全書』(1697年)などに記述があり、このころ日本に伝わったとされる。竹田市農政課によると、かつては各地で栽培されていたが、食生活の変化や中国産に押され、徐々に姿を消していった。

 だが、竹田では生き残った。水…

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