村上友里
ハナとユメ。2歳違いの姉妹は、白バイに乗って同じ夢を追いかけている。めざすのは、1990年代に女性で先駆けとなる白バイ隊員として活躍した母の背中だ。
昨年12月、中京競馬場(愛知県豊明市)の駐車場。愛知県警の白バイ隊員が訓練するなか、長澤華乃さん(23)と夢乃さん(22)の姿があった。
「もっと腕を伸ばして」
「はい!」
9月に白バイ隊員になったばかりの夢乃さんは、先輩の男性指導員が見守るなか、重さ300キロの白バイをジグザグに走らせていた。2年早く白バイ隊員になった姉の華乃さんは、妹のそばで急旋回や急発進を繰り返した。
同じ高校に通い、ともにソフトボール部だった。似た道を歩いてきた2人は、母の早苗さん(50)にあこがれて警察官になった。
2人の心を動かしたのは、幼いころに祖母の自宅の玄関に飾られていた、白バイに乗る早苗さんの写真だ。
早苗さんが白バイ隊員になった…
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朝日新聞社会部