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 「フトン巻きのジロー」というユニークな社名のコインランドリー店が栃木県内で増えている。敷布団から毛布までまとめて丸洗いできるという新サービスを武器に、栃木から全国進出をねらっている。

 昨年11月、小山市内に県内1号店をオープンし、この1年で5店舗まで増やした。福田直樹社長(41)によると、開店準備を進める店もあり、近く12店舗になる予定だ。

 店名にもなった「フトン巻き」は、布団を専用の洗濯機で洗う際にする作業。形が崩れないように専用のネットと結束バンドで布団をぐるぐる巻きにしていく。専用の洗剤で洗うことで、干すよりもダニや汚れを落とす効果があり、ふっくらした仕上がりになるという。

 「フトン巻き」は2016年、沖縄県から始まった。今までにない目新しさもあって、爆発的に店舗数を増やした。沖縄県内で約30店舗。2年前、宇都宮市で不動産会社長を務めていた福田さんは、沖縄で急成長するフトン巻きの評判を聞き、すぐに創業者の森下洋二郎さんに会うために沖縄に飛んだという。

 2人は意気投合。フランチャイズ(FC)式で全国展開をするにあたり、福田さんが中心となって本州進出を進めることになった。18年に「フトン巻きのジロー」を創設し、福田さんが社長に就いた。宇都宮を拠点に東京や神奈川、北海道など各地で店舗を増やしている。今後は全国に展開していく予定だ。

 店舗は有人で、すべて従業員に任せることも、セルフ式で部分的に手伝ってもらうこともできる。サイズにもよるが、洗濯と乾燥で敷布団1枚当たり約2千円~3千円程度。時間は2時間ほどという。クリーニングに出すより短時間で、費用も安いのが魅力という。

 福田さんは「他にはないサービスで、全国で通用する自信はある」と話す。布団を洗うという新しい習慣が根付くかが勝負という。「うちのライバルは常識。トイレの洗浄便座は40年かけて勝った。うちはその半分の期間で普及させることをめざしたい」と意気込んでいる。(若井琢水)