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 奈良県がホテルなどの整備を計画している奈良公園西側の吉城園(よしきえん)周辺地区(約3・1ヘクタール、奈良市登大路町)。中核施設となるホテルなどの開業時期が、来春の予定から2022年夏ごろに延期されることになった。12日の県議会建設委員会で県が報告した。

 吉城園は大正時代の建物が残る日本庭園。周辺にはかつて興福寺の子院だった旧世尊院や旧知事公舎などが立ち並ぶ。県は17年、不動産開発大手の「森トラスト」を優先交渉権者に決定し、基本協定書を締結。ホテルやレストランなどの整備計画を連携して進めている。

 延期の理由について、県はホテルの建物配置の見直しや旧知事公舎の耐震・活用計画の策定に時間を要したことなどを挙げた。増田哲司県まちづくり推進局長は「奈良公園南側のホテルや県コンベンションセンター、JWマリオットホテル奈良などの整備は順調に進んでいる。吉城園は2年半延びたが、今後着実に進めていきたい」と語った。(根本晃)