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 英国の下院総選挙(定数650)の投票が12日午前7時(日本時間同日午後4時)、始まった。来年1月末に期限を迎える欧州連合(EU)からの離脱を公約に掲げる与党・保守党が、単独で過半数を確保できるかが最大の焦点だ。13日未明(同13日昼)にも大勢が判明する見通し。

 選挙は小選挙区制。世論調査によると、保守党が支持率でリードを保っている。予想では、同党の獲得議席は解散前の298議席から躍進し、過半数の326議席を超える見通しだ。

 ただし、最大野党・労働党も追い上げており、どの政党も過半数に満たないハングパーラメント(宙づり議会)になる可能性もある。その場合、1月末のEU離脱は困難になる。

 英国のEU離脱は当初今年3月末の予定だったが、英議会で合意できず、3回延期された。選挙戦でジョンソン首相は「離脱を終わらせて次に進もう」と強調。これに対し、労働党は離脱と残留で二分された民意を背景に国民投票の再実施を主張、公的医療の充実も力を入れて訴えた。(ロンドン=下司佳代子)