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 北米のナイアガラの滝、南米のイグアスの滝とともに「世界3大瀑布(ばくふ)」と呼ばれるアフリカのビクトリアの滝が、干上がっている。現地は100年ぶりという干ばつに見舞われ、川の水量が大幅に減ったためだ。世界的観光名所だが、訪れる人は減る一方で、地元住民は一刻も早く雨が降ることを願っている。

 ビクトリアの滝は、アフリカ南部のジンバブエとザンビアの国境を流れるザンベジ川にある。大量の水が100メートルを超える落差で流れ落ち、水煙が立ち上るダイナミックな景観が人気だ。1989年には世界自然遺産に登録された。

 ロイター通信などによると、ザンベジ川の水量は毎年11月が最も少なくなるが、今年は干ばつが続き、95年以降で最も少なくなった。水不足のため、滝の下流の水力発電所からの電力供給は停止に追い込まれた。ジンバブエ、ザンビア両国は電力不足に陥っている。アフリカ南部では水不足による不作で、約4500万人が食糧不足に苦しんでいる。(真海喬生)