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 神奈川県藤沢市議会の議会史づくりをめぐり、神奈川県藤沢市議会議会運営委員会は12日、来年度予算への計上中止を求める陳情を審査し、認めない決定をした。

 議会史については今年9月、2020年4月から23年3月まで4年間かけて作る方針を市議会が決定。1989年4月から2019年3月までの約30年間にわたる議会の歴史をまとめる内容で、前回(1991年)作成した時を参考に、費用の試算は約1億7千万円とした。

 市議会内には10月、議会史編纂(へんさん)委員会が組織された。予算は縮減する方向となり、20年度予算計上の要望は約1500万円とした。これに対し、市民から「議事録はインターネットで検索できる。約1億7千万もの予算に見合った必要性が感じられない」などとして、中止を求める陳情が11月に提出された。

 この日の討論では、最大会派の民主・無所属クラブの安藤好幸市議が「議会史編纂は税の無駄遣いではない。経費の削減については共通課題と認識している」などと反対討論を述べた。ほかの4会派も反対討論をし、全会一致で陳情を不了承とした。(秦忠弘)