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 プロ野球経験者らが高校生、大学生の指導に必要な学生野球資格を回復するための研修会が13日、東京都内であり、プロ野球オリックスや大リーグ・マリナーズなどで活躍し、今年3月に現役を引退したイチローさん(46)=本名・鈴木一朗=が参加した。

 この日はプロ側の研修があり、参加者は「学生野球とプロ野球の関係」といった講座などを受講。14、15日にはアマチュア側の研修会がある。研修を修了し、日本学生野球協会の審査を経て資格を回復すれば、国内で高校野球や大学野球の指導ができるようになる。

 イチローさんは現在、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターの肩書を持つ。しかし、イチローさん側から資格回復の申請があり、プロ側と日本学生野球協会が協議。イチローさんがアマ選手の獲得に携わる立場ではないことなどが考慮され、シーズンオフなど球団で活動しない期間をイチローさんが申請すれば、その期間については学生への指導が可能になる。日本高校野球連盟の田名部和裕理事は「イチローさんからの申請書に『(学生野球の)役に立ちたい』と書いてあった。そういう思いをうれしく思います」と語った。

 資格回復制度では、今回から退団者だけでなく現役選手やプロ球団職員らも研修会を受講できるようになった。ただ、球団に所属している間は学生の指導はできない。また、野球殿堂入りした元プロ選手は、面談やリポート提出など手続きが簡素化される特例もある。