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 国立がん研究センターは14日付で、がんと診断された人が5年後に生存している割合を示す「5年生存率」の最新データを公表した。今回初めて年齢、ステージ(病期)別の集計結果を出した。がんの種類や病期が同じでも、年代が上がるほど生存率は下がる傾向だった。他の病気や体力のなさなどを理由に、副作用の強い抗がん剤治療などを避けることが背景にあるとみられる。

 全国のがん診療連携拠点病院や国立病院機構など318病院で、2010年~11年にがんと診断された約65万人のデータを集計した。がん以外の死因の影響を除いた全てのがんの5年生存率は66・4%で、前回と比べ0・3ポイント上昇した。患者の平均年齢は67・2歳、70代以上が48%を占めた。

 患者数の多い胃、大腸、肝臓、肺(非小細胞がん)、女性の乳房について年代・病期別に分析した。肺の1期では50代以下は90%台で80歳以上は70%、2、3期の80歳以上は、40代と比べて30ポイント以上低かった。

 死因に関係なく、全ての死亡を含めて計算した「実測生存率」も算出。乳房のがん以外の死因の影響を除いた生存率でみると、1期は全ての年代で98%以上だが、実測生存率は39歳以下は98・5%、80歳以上では75・4%と、23ポイントの差があった。2期になると、60代までは90%以上だが、70代は87・3%、80代以上は67・2%だった。高齢者は糖尿病や心臓病など別の病気にかかっていることも多く、がんの手術や抗がん剤治療などができない人も多いと見られる。

 高齢者の抗がん剤治療の指針を…

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