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 大統領選の不正疑惑からメキシコに亡命した南米ボリビアのモラレス大統領が12日、アルゼンチンに拠点を移した。ボリビアの隣国アルゼンチンでは10日、左派政権が発足したばかり。反米左派のモラレス氏は、よりボリビアに近い場所を足場に今後も政治運動を続ける考えだ。

 モラレス氏は12日、「今アルゼンチンに着いた。最も惨めな人々のために、偉大な祖国のために闘い続ける」などとツイッターに投稿。約1カ月を過ごしたメキシコのロペスオブラドール大統領や国民に対する感謝もつづった。

 4年ぶりに左派が政権の座に返り咲いたアルゼンチンでは、首都ブエノスアイレスなどに多くのボリビア人が住み、モラレス氏支持者も少なくない。

 モラレス氏の所属する「社会主義運動党」は、次期大統領選の選挙運動の責任者をモラレス氏にすると決定。モラレス氏は、より政治活動のしやすいアルゼンチンから指示しながら政界復帰につなげる狙いだ。

 モラレス氏は6日にメキシコを離れ、健康管理を理由にキューバを訪れていた。(サンパウロ=岡田玄)