拡大する写真・図版 J1残留を決めて喜ぶ湘南の選手たち=伊藤進之介撮影

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 Jリーグで初めてとなる監督によるパワーハラスメントに揺れた湘南がJ1残留を決めた。14日、J1参入プレーオフ決定戦で徳島(J2・4位)を退けた。8月のパワハラ問題発覚以降、6連敗するなど11位から急降下したが、最終盤の3戦を1勝2分けとし、16位でプレーオフにこぎ着けた。最後にクラブを救ったのは、前監督時代からチームで共有されてきた湘南ならではのプレースタイルだった。

もがいた4カ月

 今季最終戦となったプレーオフ決定戦、徳島を迎えたホームのBMWスタジアム平塚には1万3814人の観客が詰めかけた。引き分けでも残留が決まる湘南は後半19分に追いつき、終盤のピンチをしのいで逃げ切った。今季の苦しい戦いを象徴する試合となった。

 報道で曺貴裁(チョウキジェ)前監督のパワハラが発覚したのは8月11日の磐田戦直後。Jリーグが調査結果を出すまで、クラブは曺監督の活動を自粛した。選手らへのヒアリング調査が進む中、チームはこの磐田戦を最後に勝利から遠ざかった。

 10月4日、Jリーグの調査でパワハラが認定され、曺監督に5試合の出場資格停止処分が下された。同日にクラブは謝罪会見を開いたが、曺監督の進退をあいまいにしたことで選手は不安と不信感を募らせた。「チームが中ぶらりになって、分解しかけていた」と生え抜きの斉藤未月は振り返る。

 8日になってクラブは監督の退任を発表。アカデミーダイレクターから就任した浮島敏監督は「選手が精神的に疲れ切っていた。まず気持ちのケアが必要だった」という。新監督就任直後には、台風19号の影響で河川敷の練習場が水没。シーズン最後まで練習場を求めて転々とする状況が追い打ちをかけた。

 ■立ち直りのき…

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