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 北アフリカ・アルジェリアの選挙管理委員会は13日、前日に行われた大統領選の投開票の結果、アブデルマジド・テブン元首相(74)が当選したと発表した。一方、首都アルジェでは、選挙結果に抗議する大規模なデモが発生しており、混乱が収まるかは見通せない状況だ。

 選管によると、2017年5~8月に首相を務めたテブン氏の得票率は58・15%で、2位以下の候補を大きく引き離した。投票率は41・13%と比較的低調だった。

 アルジェリアでは4月、20年続いたブーテフリカ政権が反政府デモで退陣。それを受けて行われた今回の選挙戦には、テブン氏ら5人が立候補した。ただ、いずれも同政権を支えた政治家だったことから、一部の国民は「誰が当選しても旧体制が存続するだけ」と危機感を募らせ、旧政権関係者の追放を優先するよう訴えてデモを続けた。

 選管の発表が報じられると、アルジェの目抜き通りは数千人の市民で埋め尽くされた。人々は「選挙は無効!」「偽の大統領!」などと叫びながら、中心部の公園をめざして行進した。警官隊との衝突は伝えられていない。(アルジェ=北川学)