京大野球部が、子ども対象の野球教室を14日、プロ野球NPBの協力の下、自校のグラウンドで開いた。京大の現役選手たちがプロから指導方法の手ほどきを受けつつ、子どもたちに野球の楽しさを伝えた。
「玉入れゲームするよ!」。子どもたちが一斉にグラウンドに散らばったボールめがけて駆け、ボールを収納していたかごに投げ入れる。大人から見たらいわゆる「球拾い」だが、子どもたちは夢中だ。色分けしたチームごとに勝敗を競い、結果に一喜一憂した。
教室には年中~小学2年生の子ども約40人が参加した。普及活動のために教室を企画した京大側が、「ノウハウがないから」と、NPBに協力を願い出て、NPBからは専門の講師と元プロ選手3人が参加した。
キャッチボールや打撃の基本を教わった子どもたちは、最後にボールを打って、守備の子どもが本塁へ投げ返す間に回った塁の数を競う「バックホームゲーム」で大盛り上がり。教室が終了しても、学生を相手にキャッチボールをせがむ子どもの姿もあった。
■野球の競技人口が減る中で…