溶け落ちた核燃料回収せよ 廃炉ミッション高専生ら挑む

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飯島啓史
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 高等専門学校生らが自作したロボットで、東京電力福島第一原発廃炉作業に向けた課題解決などを目指す「第4回廃炉創造ロボコン」(文部科学省などの主催)が15日、福島県楢葉町の日本原子力研究開発機構の楢葉遠隔技術開発センターで開かれた。全国から16高専の17チームとマレーシア工科大学が出場。山形県の鶴岡高専が課題をクリアし、最優秀賞に選ばれた。

 競技の課題は、原子炉建屋内で溶け落ちた核燃料(デブリ)を回収すること。ロボットは直径24センチ、長さ4メートルのパイプを通り、その先のステージの穴から3・2メートル下にあるデブリを模したボールなどを回収して帰還する。放射線量が高い廃炉現場を想定し、操縦者はロボットが見えない所から遠隔操作する。

 競技の制限時間は10分。各チームは、親機でステージまで移動し、そこからワイヤなどで子機を下ろすなどして「デブリ」の回収に挑んだ。パイプには傾斜があるなど、昨年より難易度が高く、苦戦していた。

 18チームのうち、デブリの回収と帰還に成功したのは鶴岡高専だけだった。最優秀賞を受け、4年生の元木竜矢さん(19)は「うれしい。今年は全部に満足です」と話した。昨年はパイプの通過でつまずいた。今回はタイヤを改善し、360度動くカメラを機体の前後につけて視界の悪さに対応した。「他チームの良いところを取り入れて、改善した結果が出てよかった」と振り返った。

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