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 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)専属舞踊団「Noism」(ノイズム)が13~15日、新潟市との補助契約延長が決まってから初の公演に臨んだ。財政難の市から示された条件を新たに採り入れての始動となった。

 ノイズムは、市から地域貢献などの運営改善を求められているほか、これまで年間約5千万円が支払われていた補助金の削減も示唆されている。13日の公演で披露された演目の一つ「FratresⅡ」では、金森穣芸術監督自身がソロで舞台に立った。経費削減などを目的に設置した少人数ユニット「ノイズム0(ゼロ)」の一環だ。「ノイズム以外の公演も提供する」取り組みとして、ゲストの振付家が演出や振り付けを担当する演目も披露された。

 演目を終え、カーテンコールで出演者が舞台に立つと、客席からはブラボーと歓声があがり、大きな拍手が送られた。金森監督は「市民の方たちにも自分の身体に興味を持つ機会や、我々の培ってきた身体にまつわる専門的な技術や感覚を、もっとフランクに提供できる場を考えていきたい」と話した。

 主催者によると、3日間で延べ1355人が観賞した。17日~19日には地域貢献の一環として、高校ダンス部や視覚障害者らを対象にしたワークショップも開く。市文化政策課の担当者は今後の補助について、「事業の成果を見つつ、慎重に検証していきたい」と話している。(飯塚大和)