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 トヨタ自動車のおひざ元・愛知県豊田市にある「保見団地」はブラジルなど外国籍の住民が半数以上を占める。1990年に出入国管理法改正で日系人の在留資格が緩和されて約30年。景気に左右されながらも外国籍住民と日本人が共生をめざしてきた。いま、殺伐とした団地の空間の落書きをアートに描きかえる取り組みが進む。

 団地25棟1階の通称「憩いの場」は教室ほどの広さがあり、ベンチもある。住民が集う場だが、コンクリート壁はスプレーで書いた英語、ポルトガル語、日本語などの落書きだらけだ。引っ越しで出たとみられるゴミが置き去りにされることも多い。地元区長の前潟昇さん(82)は「とてもじゃないが、住民が集まれるような場じゃない」。落書きはほかの場所にもある。

 99年には外国人排斥を叫ぶ右…

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