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 群馬県高崎市で6月、担任をしていた中学2年の少女を乗用車内に監禁するなどしたとして、殺人未遂や監禁致傷などの罪に問われた元私立学校教員内田慎也被告(28)=同市寺尾町=の裁判員裁判の初公判が16日、前橋地裁(国井恒志裁判長)であった。

 内田被告は事実関係をおおむね認める一方、殺意は否認した。

 起訴状などによると、内田被告は6月25日午後0時半ごろ、当時13歳だった少女の自宅に玄関から侵入。少女を床に引き倒し、馬乗りになって首などにスタンガンを押し当てた。腕やタオルで首を絞めて殺害しようとした後、失神した少女を乗用車内に連れ込んで監禁したとされる。少女は、首などに切り傷ややけどなど3週間のけがを負った。

 検察側は冒頭陳述で、内田被告は好意を寄せていた少女に距離を置かれて自暴自棄になり、わいせつな行為をした後に2人で死のうと考えたと主張。「少女が死に至っても仕方がないという思いで首を絞め続けた」と指摘した。

 弁護側は、内田被告の行為は連れ去ることが目的で、車内に監禁してからは危害を加えていないことから殺意はなかったと主張した。

 公判で検察側は「気持ち悪いです。もう顔も見たくない。一生牢屋から出てこないでほしい」と被害者が述べた調書を読み上げた。(松田果穂)