聞き手 編集委員・副島英樹、モスクワ支局長・喜田尚
「ゴルビー」の愛称で親しまれたミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領(88)が今月、モスクワで朝日新聞記者と単独会見した。米ソ冷戦のさなか、夢想とも思われた核軍縮を実現し、冷戦終結をも導いた人物だ。核のたがが外れ、協調や相互協力を忘れたような力の政治が覆う世界を、彼はどう見ているのか。
以下は一問一答。
拡大するインタビューに答えるゴルバチョフさん=モスクワ、飯塚悟撮影
――自ら手がけた中距離核戦力(INF)全廃条約は核削減への第一歩でした。この条約の失効をどう思いますか。
「条約の理念を思い起こしてほしい。ジュネーブでの最初の米ソ首脳会談(1985年)の共同声明に反映されています。『核戦争は許されない、そこに勝者はありえない』と。核兵器から解放される。これは今も私の祈りです」
トランプ大統領をどう思うか? 記事後半ではゴルバチョフ氏のインタビュー動画をご覧いただけます。
「この条約に続いて米ソ両国は…
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朝日新聞国際報道部