【動画】作家の東山彰良さんが、文士たちが愛した神戸を歩く=佐々木亮撮影
[PR]

 「縁もゆかりもない神戸の街を見たくなったのは、俳人西東三鬼(さいとう・さんき 1900~62)のせいだった」と、作家東山彰良さん。その作品に日本人離れした諦観(ていかん)を感じるという。三鬼の自伝的作品「神戸」「続神戸」の舞台を、朝日新聞西部本社版に連載中の旅エッセー「東山彰良のTurn! Turn! Turn!」の取材で一緒に歩いた。

 小雨がそぼ降る中、三鬼が暮らしたトアロード周辺をそぞろ歩き、村上春樹さんの小説にも登場する老舗のデリカテッセンでサンドイッチをほおばった。神戸文学館を見学し、三鬼だけでなく多くの作家たちがこの街のことを書いていたことを知った。「こうまで作家たちを惹(ひ)きつける神戸の作品舞台としての魅力はなんだろう?」。ひとしきり思いをめぐらせた。