[PR]

 「お前が朝鮮に行くというなら私は今ここで割腹自殺すると、父は受話器の向こうで絶叫しました」

 在日朝鮮人やその日本人家族らの帰国事業が本格化して60年。11月13日、都内で開かれたシンポジウムで、エッセイストの呉文子(オムンジャ)さん(82)が、父親の故関貴星(呉貴星(オグィソン))さんとのやり取りを明かした。

 なぜ、父は娘の北朝鮮への「帰国」を止めたのか。関貴星さんは岡山県で商売に成功した在日商工人で、朝鮮総連の帰国事業に熱心に取り組んでいた。呉さんも1959年12月13日、初の帰国船が出発する前夜祭で金日成(キムイルソン)主席をたたえる歌を歌った。出発当日の新潟港は興奮のるつぼだった。「共和国万歳」の声が響き渡った。

 父が変わったのは60年8月。…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら