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 北海道内のスキー場151カ所の半数以上は、面積が10ヘクタールに満たない比較的小規模な施設であることが、北大大学院地球環境科学研究院の山中康裕教授(環境科学)らの調査でわかった。利用者の多くを小中学校のスキー授業の子どもが占める施設もあり、スキー人口の減少が指摘される中、授業がスキー場を支えている実態も浮かび上がった。

 山中教授と、同大学院修士課程を今春卒業した会社員酒井亮輔さん(25)=岡山県倉敷市=が共同で調べた。151カ所のうち1カ所は今春閉鎖された。

 リフトやゴンドラがある施設でつくる北海道索道協会の加盟スキー場は現在、93カ所。この中には、比較的規模が小さく、「ロープトゥ」と呼ばれる滑走式リフトだけのスキー場は入っていない。これらを含めて把握している機関が見つからなかったためネットで探し、ロープトゥもない施設は除いて集計した。面積は独自に測り、各施設の公表値と異なることがある。

 100ヘクタール以上を大規模、10ヘクタール以上を中規模、それ以下を小規模と分類すると、大規模は15カ所、中規模は54カ所にとどまり、小規模が82カ所と半数以上を占めた。大規模スキー場は2カ所を除いて民間か第三セクターの管理・所有だったが、小規模では市町村教育委員会が管理・所有する施設が8割を占めた。

 面積が最大だったのは留寿都村のルスツリゾート。1カ所で下位約100カ所の合計とほぼ同じ大きさだった。最小は中標津町森林公園スキー練習場だった。ロープトゥのみのスキー場は集落や学校の近くにあるケースが多かった。

 スキー授業については、179市町村教育委員会と公立小中学校全校を対象にウェブアンケートを取って調べた。その結果、全体の3分の1強にあたる小学校366校、中学校205校から回答を得た。

 スキー授業の実施率は、全体平均で小学校70・5%、中学校62・0%。年平均回数は、小学校では1・88回、中学校0・85回だった。ただ、実施率や回数は地域差が大きく、道央の日本海側とオホーツク地方を含む道北で特に盛んなことがわかった。たとえば小学校では、道央の日本海側では実施率98・7%で年平均2・70回だったが、道南では実施率17・9%、年平均0・09回と差が出た。

 スキー授業を実施していると答えた小中学校は合わせて384校あり、道内の61カ所のスキー場を使っていた。内訳は、教委と民間・第三セクターが管理するスキー場がそれぞれ約3割ずつを占め、学校規模などに応じて多様なスキー場を選んでいた。

 2月の利用者の7割程度をスキ…

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