拡大する写真・図版 韓国の釜山に残る日本式家屋。商店として活用されていた(藤本さん提供)

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 韓国に残る日本の植民地支配の痕跡をたどった写真集を、奈良県生駒市の写真家が発行した。隣国で民衆の暮らしを撮影し続けて半世紀。日韓併合から110年、植民地解放から75年となる2020年を控え、日本と朝鮮半島の歴史を知る手がかりに、とまとめた。

 写真家は藤本巧(たくみ)さん(70)。1970年夏から韓国に渡航し、民衆の文化や暮らしを撮影してきた。

 名の巧は、日本の支配期に林業技師として朝鮮半島の山林を巡る傍ら、柳宗悦(やなぎむねよし)らとともに朝鮮の民芸の魅力を伝えた浅川巧(あさかわたくみ)にちなんで、父が名付けた。

 民芸思想に傾倒した父と韓国を訪れて工芸の魅力にひかれ、通ううちに素朴な日常風景にもカメラを向けていた。

 韓国の各地をめぐると、沿岸部を中心に「敵産家屋(チョクサンガオク)」と呼ばれる日本式家屋があちこちに残っていた。だが、時が過ぎ、経済成長とともに徐々になくなっていると感じた。

 「消えゆく歴史を記録しなければ」と日本国内で関連の資料や書籍を集め、約8年前からかつての日本人街の現在地をたどった。

■観光資源となった日本…

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