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 望まない性行為で精神的苦痛を受けたとの訴えを認めた18日の東京地裁判決後、勝訴したジャーナリストの伊藤詩織氏(30)は地裁前で報道陣の取材に応じた。

 「刑事事件で不起訴になり、どんな証拠や証言があったのか、私は全てを知ることができなかった。民事で明らかにすることができて、裁判を起こして良かったと思う」と、時折言葉を詰まらせながら語った。

 判決を聞いたこの日の法廷では、被告の元TBS記者の山口敬之氏(53)と直接対面し、「彼は今、どんなふうに考えているのかと想像した」という。山口氏に対しては「できるだけ誠実にお話ししていただき、私たちのケースだけではなく、どうして起きたのかということに彼自身も向き合い、解決策を一緒に探ってくれるようになったらうれしい」と語った。

 自身の体験を明らかにする一方、性暴力の被害者を守る環境整備の必要性も訴えてきた。「性暴力被害者が置かれる環境は、社会的にも法的にも遅れている。直さなければならない部分がこれから進んでいったらなと思う」と話した。